ブリューゲル展と未来の画家たち
ブリューゲル展と未来の画家たち
こんにちは!だんだん暖かくなってきたので、
ようやく自転車通勤を復活させました。
さて、実は2月頭に一人ひっそりと、
東京旅行に行ってまいりました。
東京駅、池袋など色んな場所を訪れましたが
最終的な目標は東京都台東区、上野公園。
シャンシャンを見る為に集まった人たちをかき分け
たどり着いたのは...
東京都美術館、ブリューゲル展!
ブリューゲルというのは、もちろん人名でもありますが
今回の展示では「一族」のことを指しています。
16世紀を代表する画家一族が150年にわたって生み出していった
風景画・風俗画・静物画を展示する、といった展示内容でした。
一部写真OKでしたので画像も掲載しますね。
個人的にはこの「果物と東洋風の鳥」
ブリューゲル画家一族の大元であるピーテル・ブリューゲル1世の「ひ孫」にあたる
アブラハム・ブリューゲルの作品がお気に入りでした。
しかし、作品以上にもっと驚いたのは
まだ幼稚園児くらいの子ども達が見に来ていた事です。
その子ども達はとても静かにブリューゲル一族の作品を見つめ、
その形を一生懸命に手元のお絵描きボードにスケッチしていました。
後に調べましたが、それらは
東京都美術館の「とびらボードでGO!」という企画で行っていたものでした。
磁気式のお絵描きボードに絵を書くと
それをポストカードとして美術館側が仕上げてくれ、
色までつけて記念に持ち帰れるとのことです。
子どもに美術や絵画の面白さを伝えるってすごく難しいと思うんです。
現に展示を見ている時に「ほらちゃんと見なさい!」と怒っているお母さんと
だるそうに絵を見る中学生くらいの男の子を見ました(笑)
でもこういった形で、美術館側が
絵画に気軽に触れることができる企画を行っているというのは
非常に素晴らしく面白い試みだなぁと感じました。
もしかしたら私が見たのは、
若き美術家が歴史に残る作品を仕上げていた所だったのかもしれませんね...!
余談ですが、実は一人で九州から出たのは人生初でした。
乗り換えも全く分からず、宿泊先ではほぼ日本語が通じず(!)何度も冷や汗をかきました。
がしかし勉強になった・楽しかったことの方がとても多く、
非常に充実した旅行でした。
この調子で、来年くらいにまた一人旅を計画しようと企んでいます...!