防災とデザインについて
防災とデザインについて
こんにちは、
澄みきった青空が秋を感じるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は「防災とデザイン」についてお話しようと思います。
最近、2016年グッドデザイン賞の大賞候補が発表されましたが、
「東京防災」という防災ブックが大賞候補になっています。
この防災ブックはデザインの力で「防災への理解を深め、災害対策を万全にしよう」という
コンセプトのもと制作されたのだそうです!
実は昨年、私も大学の卒業研究で防災をテーマにして制作を行っていました。
その研究を少しだけご紹介します。
私が行っていたのは「火山防災絵本の制作」です。
研究を始めたきっかけは、
「そういえば、阿蘇出身なのに火山のこと何も知らないな。小学校でも習わなかったな〜。」
と気づいたことでした。
そこで、子供向けの火山の絵本を作って、
もっと火山の知識をつけて防災意識を高めてもらおうと考え、
実際に制作した作品が
こちらです!
↓↓↓↓↓
これは絵本の中の一部なのですが、
たぬきと男の子のキャラクターの掛け合いを通して、
「火山のしくみ」から、「日常的に備えておくべき物」や「避難時の服装」などの火山災害対策について学ぶことができる教材となっています。
「子供向けの火山災害対策の教材が少ない」、「若い火山研究者が減っている」
という理由から、「子供が火山の事を楽しく学ぶことができる」ことをコンセプトとした作品です。
私の研究は火山防災についてだったのですが、
今後もっと「防災とデザイン」が密接な関係を築いていくことで、
他の自然災害に関しても、より身近に感じることが出来るのではないでしょうか。(波)