あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は弊社への格別なご高配を賜り、誠に感謝の一年で、厚く御礼を申し上げます。
TDCは昨日4日より仕事始めで、2016年をスタートさせていただきました。
今年もすがすがしい新年を迎えられましたのも、クライアントの皆様、お取引先の皆様、ご支援いただいています関係先、関わっていただいていおります、すべての皆様のお陰だと心から感謝しております。
例年に比べ少し暖かい(5〜7度は暖かいですね)お正月でした。
年末には会社を少しお休みさせていただきまして社員一同でタイのバンコクへ行かせていただきました。気温も30度ぐらいで暑いのですが人や街が非常に活気があり熱く、しかし室内やタクシーどこへ言ってもエアコンが効きすぎていて寒いという国です。寺院や遺跡は非常に素晴らしく大きな感動と刺激をうけました。とても楽しく充実した旅行となり、全員が旅行行くならまたタイだね。と毎日口ずさんでおります。
昨年を振り返りますと、2015年の年始めから新ブランドのECサイトを2つ立ち上げまして、クライアントのエリア拡張のための新展示場〜サインデザイン関連、夏にはまた別のクライアントの新展示場からWEBリニューアル、それらのキャンペーンなど大きな出来事がたくさんありました。
その他も、レスポンシブのサイトや企業サイト、リクルーティングのサイト、新商品のパッケージまで、また1年たくさんのいろんなお仕事をさせていただきました。本当にありがとうございます。
そして、弊社が10周年という記念の年度で、夏頃に10周年の記念誌と記念うちわをつくりました。その記念誌のページ中に、10年間を振り返って「僕の10年モノガタリ」を書きました。昔の情景や心情を思い出しながら言葉を吐き出していき文章としてまとめたのですが、結果的に「TOMODA DESIGNとは何なのか?」を示すことができる文章になり、とても良かったと感じています。5年か10年に一度のことだから気合い入れてつくる! と決めて、2015年の2月から構想していて作品のデータ収集〜まとめ、128ページの台割〜デザイン制作、同時に文章の作成まで、8月の思い出はほぼ10周年記念誌です。
20歳に社会人になってから18年、自分で事業を始めて10年。まだまだ勉強させていただく事はたくさんありますが、この記念誌をまとめていく中で、自分の仕事のスタンス、昔から変わらない事やこれからも変わらない事、後進に伝え根付かせたい事などが自分でも再確認できました。
いくつかご紹介しますと、例えば、我々の仕事において「何かをつくる」ことが目的ではなく、それらが「問題解決や目的達成できるのか」を「判断しデザインできること」がより大切だということ。それからもう一つ、我々は単にWEBやマーク・ロゴ、広告をつくって喜ばれる職業ではなく、企業と共に成長し未来を一緒につくっていくことで社会に貢献する職業だということ。企業や商品・サービスに寄り添って、課題や問題が発生したときに解決していく、それがデザイナーのあるべき姿だと思います。
出来上がった文章を読んで、必要とされる、よりレベルの高いデザイナーを育てていくためには、出来るところまでは、もっと仕事やデザインを分解して分かりやすくして「理解」をさせなければいけないと痛感することも出来ました。またそれに紐付いて「言葉」についても考えさせられます。「デザイン」「クロスメディア」「ブランディング」「マーケティング」など、たくさん横文字がある業界ですが、その「意味」と「理解」が正しく共通の認識であるかどうか、に疑問と不安があります。国家資格も何も無い業界ですし、誰でも言えてしまうことの怖さといいますか、何か今の広告やデザイン業界に「ブランディングをします」「クロスメディアが・・」と言葉だけが先行し踊っているように見えます。もちろん言って悪い事ではないのですが、昨年はオリンピックエンブレムの問題で、デザイナーの仕事そのものや著作権等についてもネットやニュースで大きく取り上げられました。この問題の真実がどうだったかはさておき、誤解が生じたり、お客様が不利益を被ることになった場合、当然ですがデザイナーや業界の信用や地位は失墜します。プロフェッショナルとして仕事をさせていただくため、正しい答えは一つでもないのかもしれませんが、不透明よりはハッキリと、どういう意味で用いて、どういう内容やクオリティでそれらを行っているのか? ぐらいは、常に勉強〜研究して、もっと「業界の人間すべて」が啓蒙し、お客様へきちんと伝えていかなければいけないのでは? と感じます。
2016年のTOMODA DESIGNのテーマは「変わること」です。メンバーそれぞれがより成長するため、スキルや知識でバージョンアップするために、これまで以上にパワーオブデザインします。社会やクライアントから必要とされ、15周年、20周年と続けられるようなスペシャルドリームチームになるべく、また今年も邁進してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
「新しい価値を創造し、大切に育てること」
「本質を見極め、問題解決や目的を達成すること」
「技術と知識と美の探求を続けること」
それが私たちのデザイン。
皆様にとって素晴らしい1年になる事を祈念いたします。
TOMODA DESIGN COMPANY inc.
「Power of Design」 友田昌幸